みなさんこんばんは!
あっという間に今年も最後の月、12月になってしまいました!
そう言えば11月の研修会報告をまだ書いていないことに気づき、ホットカーペットの上でみかん食べながら慌ててブログを書いてます広報部 新井芙美法がお送りいたします。(全然慌ててないじゃん…もう少し慌てろ。)
11月の東京漢方鍼医会は、初めての会場「永福和泉地域区民センター」でした。
何よりまずちゃんとたどり着けるのか…少しドキドキ。(駅の出口から間違え、早速迷子だったのは内緒の話。)
今月11月のカリキュラムは
講義の時間 今回は『難経』兪穴と称して、第1席目は63難を山手由実先生が、第2席目のを橋詰正人先生が担当して下さいました。
難経63難は、「井穴を以って始めとする意義について論ずる」難と注釈書には書かれておりますが、そもそもしっかりと「井穴」の意味を把握して臨床で使えているかというと、疑問はありました。
「井」とは泉の湧き出るところであり、泉の源である。また一歳(1年)の始まりは季節では「春」、日にち(60日周期の十干・十二支の組み合わせ)の始まりは「甲」、太陽の昇り始めるのは「東」。陰から陽へ変化する時は、万物が生じ動き始めるものであり「発生」に関わるものである。
治療点において井穴は…来月の12月の講義の内容につながります。(乞うご期待!!)
65難は、「井穴・合穴の出入の意義を論ずる」という難である。これは1席目の63難にも繋がるところがある。五要穴についてさらに理解を深めるための難でしたね!
「井穴」は気血の発生するところである。季節で言えば「春」に万物が動き出し生まれるものであり、方角で言えば「東」は太陽が水平線から顔を出し万物に陽気を与える方角であり、自然界における最初であります。
「合穴」は気血が閉蔵するところである。季節で言えば「冬」に万物が冬眠したり土に隠れる栄養を蓄えるものであり、方角で言えば、「西」は太陽が海に消えていき、まるで陽気を海の中へ隠してしまうようなものであり、自然界における最後であります。
井穴〜合穴の気血の発生と終点は、泉の源から海へ流れ込む水の流れのようで、春から冬へと巡る季節のように巡る順序や循環があることを言っているのか。
んーーーー実に奥が深い。
まだまだ『難経』を通して東洋医学や鍼灸の理解を深める講義は続いていきます。
12月も楽しみですねー!
12月は『難経』64難と68難です。今月勉強したことがさらに深まること間違いなし!
深みにはまってもう東洋医学の世界から抜け出せなくなりそうです。
どっぷり頭まで浸かり切りたいと思います。
では皆さんまたね〜!
Comments